anzuのブログ

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東北の思い出・東北太平洋沖地震

※写真と文章の内容は関係無いです
 
今回の地震で私も含め考えさせられる事が非常に多かったように思います。
 
地震の日、私は午前中は明治神宮へウォーキングに行き、昼に「福しん」でラーメンを食べて
家で少し休んでから掃除をしようと思って掃除機をかけていました。
 
何か揺れてると思った瞬間に激しい揺れ
本棚の本は落ち、冷蔵庫の扉が開いて皿が飛び出してきました。
あんなに大きな揺れは生まれて初めてです。
狭い部屋ですが取り合えず部屋の柱の近くでオロオロするばかりです「怖い怖い」と思わず
言葉に出ます。掃除中だったので窓が全開になっており、私の家は3階なので窓の外から見える
電線がブルンブルンしてました。
そして台所の窓からは中庭に植わっている八重桜の木が左右に激しく揺れていました。
大風が吹いた時でも、あんなに激しく揺れているのは見た事もありません。
そして揺れが凄く長かった…
一息付いて2回目の揺れああいう時って、どうしたらいいか分かりませんね。
都内は外に出ても危険そうだし…でも、私の住むマンションは築40年以上のボロマンション…
ホント、今思い出しても怖いです…
 
この日は仕事が休みで、幸いにも旦那も休みで居たので一人だったら恐怖も倍増だったと思います。
 
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今回の地震で心苦しく思うのは地震の日が平日で、時間も15時頃だった為に家族が仕事だったり
学校だったり、バラバラの場所に居た時間帯に起きたというのが遣り切れないです。
両親を亡くされた方ももちろんですが、親より先に子供に先立たれてしまった方も多くいらっしゃるようで
何も言葉が出ません…頑張って…とも言えません…頑張れないお年寄りなども多く避難所で辛い思いをされている事と思います。前向きに…って言ったって前向きになれない方もいらっしゃる事でしょう…
 
頑張らなきゃいけないのは被災してない私達の方ですね
 
今はテレビで悲惨な状況がガンガンに流されているから義援金や物資なども多く集まっているそうですが、これからですよね…復興には相当な時間がかかる事と思います。テレビでは今後もせめて1週間に1回ぐらいは被災地の状況を伝えるべきだと思います。そして、被災者の声をテレビを通して今後、流していくべきだと思います。現地の声はテレビを通してでないと伝わらないですからね…
 
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地震で思った事は高層マンションの上階の方とか、埋立地には住みたくないな…と
私は3階なので被害は殆どありませんでしたが、仕事場の8階に住む人は仕事から帰ったら
電子レンジは落ちてるは、殆どの皿は食器棚から出ていて割れてるは(高い皿は割れて100均で
買った皿だけ残ってたとぼやいておりました…)酷い状況だったようです。
でも10階以上に住む人は冷蔵庫が倒れたり家の中はメチャクチャだったそうです。
そして飼っているワンちゃんが地震の日から急に吠えたりと情緒不安定になってしまったそうです。
 
しかも地震になればエレベーターも使えませんからね…目先のかっこ良さだけで購入してしまった人は
今回の地震で後悔してる人も多いんではないでしょうか…
でも、売りつける側の広告もオシャレを売りにして家を買えば全ての幸福が得られるような書き方して
ますものね…都心に居て富士山が見られるとか、夜景が素晴らしいとかね。
 
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東京タワーの先っちょ部分も曲がったそうですものね…相当な揺れだった事が実感します。
あとは浦安とか舞浜、お台場、横浜も殆どが埋め立てなので被害も結構あったようです。
あまりテレビでは報道されないけれど、浦安の被害も相当なものらしいです。
傾きかけてる家も多くあるみたいです。ディズニーランドが近いってだけで買っちゃダメだよ~
それだけの理由だけではない人もいらっしゃるかと思いますが、浦安はディズニー好きが高じて
家を買っちゃう人も多くいると聞いた事があります。
一人一人がきちんと物事を考えるきっかけにもなったような気がします。
 
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地震後、1週間は目の回るような忙しさでした地震の日が休みだった事は本当に良かったんですが
地震の次の日から土、日関係無く電話、電話の嵐でした…
私の勤めているのは旅行会社なので、この地震の影響によるキャンセルの電話です…
もちろん、東北方面は暫くは全て中止です。西の方へ行くコースも地震後10日間は全てキャンセル料
無しにはしていますが、問題は西の方に行くコースの地震後10日以内の出発に該当しない人達です…
 
「こんな状況下で旅行に出る気分じゃ無い」とか、気持ちは分かります…
「キャンセル料取るのかこのキャンセル料を被災者の募金に充てようとか思わないのか
儲ける事ばっかり考えやがって」など、中には「アンタの会社は、こういう状況下の中で旅行に行くって事を新聞やテレビに言うぞ」など。勝手に言いやがれと思いましたが…
このキャンセル料を災害募金に充てようとしてると言う人が凄く多かった
 
自分がキャンセル料払うのが嫌なだけなのに被災した人を使って、どうにかしてもらおうとごねる輩には
本当にムカッ腹立ちましたキャンセル料払っても募金してる方達もたくさん居ますよ~
平然と、いかにも全うな事言ってるような口ぶりには聞いてるこっちが恥ずかしくなります
こういう人が買い溜めしてんじゃないのかなとも思ってしまいます
 
あとはホームページに震災にあわれた方はノーチャージで全額返金する旨を出しているんですが
いかにも嘘付いてるっぽい人も多いです。全部ではないと思いますが長く電話の仕事してると
何とな~く、この人、嘘言ってるな…とか分かる時があるんですよね~
旅行に行く気分じゃ無い気持ちはよく分かりますけどね…もうちょっとちゃんとしてよ~と思います
 
こういう客、割と60代、70代に多いんですよね…中には「日曜日なのにご苦労様ね、忙しくて大変だけど頑張ってね」と優しく声かけてくれるお客さんもいるんですがね。
 
何かストレスの溜まる一週間でしたが、みっともない年寄りにならないように気を付けよっと
 
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私がまだ小学校3年生か4年生だった頃に家族4人で岩手の浄土ヶ浜に行った思い出があります。
夏休みを利用して父親の実家がある宮城に行く前に浄土ヶ浜に行って海水浴をして、
大船渡に住む父親の知人の家に一泊して、それから宮城の実家に行こうという事になったのです。
そう、今回の地震浄土ヶ浜も大船渡も、大々的に被害を受けた場所であります。
 
私は埼玉県出身なので海はもちろんありません。小さい頃に行く海水浴は千葉県の九十九里浜が多かったです。後は秩父の名栗川です。
 
私は小さい頃から水を怖がる所がありました。周りには平気を装ってはいましたが、浅い所なら平気
なのですが足が付かなくなると浮き輪をしていても恐怖に襲われます
初めて家が水洗トイレになった時も水の流れる音が怖くて流せなかったほどです…
九十九里はとっても波の高い海です大きな波が押し寄せる度に浅瀬へと逃げていました
姉は、波が全然怖く無いタイプだったので、どんどん進んで行きます。そして父親も、わざと足の付かない所まで引っ張って行こうとします子供の私にしてみたら死ぬ思いでした
 
でも、この浄土ヶ浜は本当に海なのかな~思うほど穏やかな場所でした。
波の荒い海しかしらなかった私は、姉や父親に波の荒い所まで引っ張り出される心配も無く天国のような場所だと思った程です小さい頃の記憶なので定かではありませんが形の良い岩と白い砂浜の
とってもキレイな場所だったと思います。
 
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浄土ヶ浜の美しい景色、今はどのようになってしまったんでしょうか…
 
浄土ヶ浜を後にして大船渡に住む阿部さん宅に行きました。
阿部さんちには私達姉妹と同じぐらいの年齢の男の子の兄弟がいたのでゲームウォッチなどして
遊んだのを思い出します
 
そして夕飯に並べられたのはたくさんの海の幸だったと思うんですが記憶があまり残ってないんです
でも、唯一記憶に残っているのが大きな甘海老ですお皿にた~くさん
小学校3年生ぐらいの時の味覚なんて屋台の焼きソバ食べても美味しいというような年令ですし
今でもあの甘海老は美味しかったと忘れずに思い出す程ですから、相当美味しかったんだと思います
 
姉が一尾食べては私も食べ、私が一尾食べては姉も食べ、と暗黙の了解で数を合わせながら食べていました。恐らく、美味しかったので自分だけ沢山食べてはズルイという事だったんではないかと思います
 
そして最後に大きいお皿に一尾だけ甘海老が残ってしまいました。大人達は話しに夢中で最後の
甘海老を食べる様子もありません。
姉と私は言葉に出さないけれど心の中でどっちが食べるのか…とピリピリした空気が伝わります
思い切って私は甘海老に手を伸ばしました最後の甘海老を食べる事が出来るのです
そしたら、話しに夢中になっていた大人達が一斉に私の方を見て
「Aちゃんは甘海老が大好きなんだね~」と言うんです
心の中では「違うよ~姉よりたかが一尾多く食べただけだよ~」と叫んでましたが何だか恥ずかしくなってしまい取らなきゃよかった…と後悔したのでありました
そんな私を横目で見ながら姉がニヤニヤしています決死の思いで取った最後の甘海老、何だか
食べた気がしなかったです…
そして次の日の朝、「Aちゃんは昨日、甘海老よく食べたね~」そして帰る時も「また甘海老食べにおいで~いっぱい用意しとくから」だって…あぁ、恥ずかしい…
 
阿部さん、今どこで何をしているのでしょうか…大船渡も津波の被害にあった所です。
連絡の手立てが無いので心配です。
 
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今年辺りは前から見てみたいと思っていた福島の三春の滝桜を見てみたいなと思っていました
でも、原発などの心配もありますし先延ばしになりそうです。
 
原発で命がけで消火活動をされている方達も本当に大変だと思います。
志願されて消火活動をされているそうですね。
こういう表現をしていいものか分かりませんが特攻隊のような大和魂を持った日本人が今の世の中でも
いるんだなと胸が熱くなりました。一生、国が保障してあげなければいけないと思います。
 
こういう時こそ死刑囚を使って消火活動すればいいのにって思うのは私だけでしょうか…
人道上の問題と言われてしまいそうですが、何の役にも立たずに死刑になるより最後に人の役に立って
死んでいく方が殺された家族にとっても死刑囚にとってもいいんではないかと思います。
もちろん、死刑囚とはいえ、本人の了解を得てからですけどね…
 
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三陸鉄道にも乗った事無いし、松島にもまだ行った事がありません。
でも、必ず復興する事を信じています。踏ん張るしか無いとは思いますが…
そして私達は頑張ります。これからも募金、わずかづつではありますが続けていこうと思っています
 
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東北に限らず被災された全ての方たちに少しでも、わずかでも希望の光が射しこむ事を願っています