anzuのブログ

\(^▽^)/

甲斐駒ケ岳(南アルプス黒戸尾根コース)三度目の正直!パート1


2度ある事は3度あるとはよく言ったもんで
2度、嫌な事が続くと人は慎重になるものです。。。

が!

天候という自然現象については慎重に振る舞うも何も
こればっかりは運次第なのです。。。
これだけ文明が発達しても自然現象に対して人はあまりにも無力だ。
そんな時、人はどうするのか?

はい。祈りでございます新興宗教ではございやせん

という事でお馴染みのこちら
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高円寺氷川神社境内にある日本で唯一の気象神社のお守り
なんまいだーなんまいだーしましたよ

ん・・・(。-`ω-)?なんまいだーでいいのか?・・・笑

それが効いたかどうかは定かじゃないけど
(だって毎回、なんまいだーして、前はダメだったしね
2度ある事は3度はなかった

3度目の正直
リベンジしてまいりましたーーー\(^▽^)/

行程
10月14日(水)
目白小淵沢(タクシー)→竹宇駒ケ岳神社→横手・白須分岐
刃渡り→刀利天狗→五合目→七丈小屋(宿泊)

10月15日(木)
七丈小屋→八合目御来光場甲斐駒ケ岳→摩利支天→駒津峰
北沢峠→広河原甲府→目白



10月14日(水)晴れ

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8:50 タクシーで、おじろ駐車場到着
前回は\3700だったけど、今回は\3790でした(笑)
しかも!前回の撤退の時に帰りに乗ったタクシーの運転手さんと
同じ人でした向こうも覚えててくれたようです



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また来ちゃったよ~
今度こそ!今度こそ!山頂まで行けますよーに
なんまいだーなんまいだーーー


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龍神様も祀られております
雨などをもたらす水の神様と言われてます
登山の時は晴れてほしいけど、雨も大事ですからね~

天気予報によると2日間、全く雨無しの模様
そこは安心だったんだけど、このコース、ちゃんと最後まで
歩けるかそれと、16時までに山小屋到着出来るのか
スタートが遅いからねぇ。。。大体、皆、車で来て5時ぐらいから
登り始める人が殆どなので私達のように9時スタートに人は
殆どおりません。この日も駐車場に大阪ナンバーや多摩ナンバーなど
数台車が停まってました。先を急げーーなのです

因みに、この神社は湧き水(本物の南アルプス天然水!)が
出てるので水汲めますよ~
水3ℓ担いでの登山!重いぞえーーー




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9:10 さあ!登山スタート!
前回この橋渡った時は、どんよりと曇ってたけど
この日は清々しい晴れ気分も上がる~


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前回来たのが1日なので、ちょうど2週間後のリベンジですが
前は紅葉してなかった木々も、このように紅葉真っ只中
乗ってきたタクシーの運ちゃんによると、標高2000mぐらいが
ちょうど紅葉の見頃と言っていました

登山スタート地点の標高が770m、宿泊する七丈小屋の標高が
2400mなので、この日は標高差1630mを一気に登らなくては
ならないのです大丈夫かなぁ。。。なんて心配にもなるけど
北岳や富士山の標高差1500m以上の山を登ったんだから大丈夫
と自分に言い聞かせてみる経験が自信に繋がるって、こういう事
なんだろうな・・・ってのが登山にはハッキリ現れるわね
って・・・まだ登る前だっつーの!(;^ω^)


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山岳信仰の山だけあって、ほんと石仏、石像、祠が多い。
甲斐駒ケ岳は、今は別ルートから少しは楽に登る事が出来るので
この旧登山道の黒戸尾根で登る人は少ないみたいだけど
昔の人は今みたいに山の装備も無い時代に、この険しい黒戸尾根
登ってんだもんなぁ。。。

10:50 ここで軽くお昼に致しました
先が長いのでチャチャっと食べて11:05 休憩終了!出発だー!


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11:45 摩利支天

猪に乗った摩利支天様またお会いしましたね
昔は、ここで未だ登れる人と登れない人を分けていたそうです。

ここまで、何の危険も無い道なんですが、ひたすらの登りは
非常にこたえますこの先は鎖場やハシゴの出てくる登山道なので
ここで一度確認をしたのでしょうね。


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11:52 刃渡り
スパっと切り立った崖で正に刃のように切り立った岩の上を歩きます。
落ちたら一巻の終わりしかし、補助の鎖が必要以上に
しっかりしているので、そんなに恐怖感はありません

前回、登った時とコース時間も全く同じでしたね。
今回の方がもうちょっと早く歩いてた気もしたんだけどな~


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刃渡りを渡り切ったこの景色を見ている所で前回は悲劇が
おこったのですそうです。山小屋のオヂさん登場です

そーしたら

また同じ場所で下山して来た人を見てギョッとしましたΣ(゚Д゚)
山小屋のオジさん、何処となく渥美清に似てるのですが
渥美清が前から歩いてきたのですよォーーーー(≧◇≦)キャー!
2度ある事は3度あるゥーーーーー

いやいや。ピストンで来た登山者だったのですが焦ったよ
でもね、この登山者の人ホント山小屋の人に似てたのよー
前回のトラウマでそう感じただけだとも思うでしょ?
旦那に聞いても凄く似てたって言ってたから似てたのは
間違い無いと思うわ(;^ω^)だけど、二人してトラウママジックに
かかってただけだったりしてね(笑)

いや~でもホント焦りました
こんな天気の良い日に諦めるなんてイケズだわよ


さささ!こっからは未知なる登山道!
山小屋到着15時頃を目指してたので休憩はそこそこにして
急げーー


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刃渡りを通過してからは、今までダラダラの登りだったのが
急にハシゴ、クサリ、岩場の連続になります

この日もせっかくの好天気で上を見上げれば真っ青な空
けれどですね、この黒戸尾根、全くと言っていいほど素敵な展望は
ございやせん樹林帯の中をひたすら歩く!歩く!歩くーーー!

このコース、正に苦行よ試練の登山だわ
黒戸尾根の歴史は1816年(文化13年)だそうです
江戸時代に開山って、ま~歴史ある登山道ね~
きっと江戸時代は「六根清浄」と唱えながら歩いてた事でしょう。。。

六根清浄!まだまだ行くぜよーー


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はい~鎖出た~



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猿回しの猿みたいにハシゴも登る、登る~


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岩場も鎖も何のその~


(*´Д`)ハァ。。。
実際はお疲れでやんす~
何故アタシは自ら苦行を選ぶのか!もう少し楽に行ける
北沢峠から登れば良かったじゃないか
なにゆえになぜだろうね~なんでかな~。。。


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12:15 刀利天狗
こういった石仏や、祠が至る所にありました。
刀利天狗とは?この辺り、色々調べてみたいものですね。


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しかし良い天気やな~(*´ω`*)
ここまで、登ってるのは私達だけだったけど3人の方と
すれ違いました。一人は山小屋宿泊の方と思われます。
そしてもう二人は渥美清も含めたピストン日帰り組み。

確かに、暗い時間から登り始めたら日帰りも出来るだろうけど
辛いだろうな~私は山小屋宿泊だけど、日帰りピストンの人は
標高差2200mだからね(;^ω^)あたしゃ無理だ


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12:55 五合目 屏風岩

この辺りに昔は山小屋があってレリーフがあるみたいなんだけど
何処にあるか分からなかったわ

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ロングなハシゴ~~


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ハシゴ~


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吊り橋~


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ハシゴ~

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剣~

なんか登山ラップできそうね
YO~YO~ハシゴ~ツルギ~イワバ~俺たちゃ登山を好むb-boy!イェイ
みたいなねなんじゃそりゃ!(笑)


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出た!Σ(゚Д゚)
垂直すぎるだろーーーーーーーー(≧◇≦)キャー
と、ビビり上がっても逃げられません

ひたすら登るのみ!登るべし!

「梯子はしっかり固定されていて安定してるので安心して登れます」
って、ヤマレコ読んでると皆凄く冷静にレポしてるけど
確かに安定してるけどさ~なんで皆そんな冷静なのよ。
こんなに垂直なのに(笑)



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登り切って上からパチリ
ここにハシゴを付けてくれた人に感謝だよー

これも見た時に一瞬、ギョッΣ(゚Д゚)ってなったけど
槍ヶ岳の時の最後のハシゴが行けたんだから行けるはずーーー
って自分に言い聞かせたわよ(;^ω^)

また一つ経験が物を言ったねアタシ


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自分の足だけでずいぶん登ったな~(*´ω`*)
上から見下げる景色他の山より自分が高い位置にいると
登ってきた実感が身に染みるわね。


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14:00 七丈小屋に到着~

いんや~アタシ頑張ったな~地図の行程で行くと到着が16時ギリ
だったから、何とか少しでも頑張って15時までには到着したいと
思ってたけど、予定よりも1時間も早く到着する事が出来ました

ほんと頑張っただよーーーー(ノД`)・゜・。

そして受け付けををしに行きました。
相変わらず、ぶっきら棒な山小屋のオヂさん(笑)
前回の撤退の時に話してるので、リベンジしに来た事を言おうと
したけど、「余計な事は話さね~」オーラが出てたのでやめました(笑)
2週間前の事だから、オヂさんもきっと気づいてんだろうけどね


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部屋はこんな感じ~
この日の宿泊者は私達と、大阪から来てた男性1人と
横浜から来てた男性3人グループの計6名でした

他の方達は車で来て朝5時ぐらいから登り始めた方達でした。
やっぱり皆、車で来てるのよね(;^ω^)
大阪の男性は12時頃に山小屋に到着してたって言ってたな~


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南アルプスの天然水も飲み放題だよ~\(^▽^)/
市販で売ってる南アルプス天然水の水とは味が全然違うから!
登山するようになってから、水の美味しい、不味いが歴然と
分かるようになってきました。。。

ビールを1本飲んで2杯目はこれ
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ズバリ!南アルプスの天然水を使って作られた白州ウイスキー
登山道までタクシーに乗ってる時にサントリーの工場の前を
通りました。この地で作られたウイスキーを、更に
南アルプスの天然水で割って飲む

贅沢でしょーーー(≧▽≦)
5つ星のなんちゃらとかの高級店で数万支払って食べる食事以上に
私は贅沢者だと思ってるわ( *´艸`)シアワセダー
標高2400mまで歩いてきて飲むウイスキーは格別です

しかもこの景色!

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富士山と、右側に見える突起した場所は鳳凰三山
黒戸尾根は全く展望のきかないコースだったけど、やっと
素敵な景色を見る事が出来ました

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オベリスクをアップで
自分の登った山を別の場所から眺めるっていいもんだ~ね~


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夕飯まで時間があったので、テン場の方まで行ってみました。
テン場付近にも石仏がいっぱい。
昔の人はこれをここまで運んでるのよね~凄いな。。。

テン泊の人は男女で来てる一組だけでした
しかし、テントの場所は小屋からわりと離れてたから水汲みとか
トイレとか大変ねと感じてしまいました
この日みたいに誰もいなければ、小ぐらいはその辺でって
出来るけど(笑)土日の混雑期とかは夜中とかトイレ大変そうだなァ。


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ヤマハハコ

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17:00 夕食でーす
行く前に、小屋の事を事前調べしたら夕飯が凄くゴージャスなので
楽しみだーって思ってたんだけど、日によって違うらしい

食材の調達などもあるんだろうけどね。
受け付けの時にインスタントカレーの種類を2種類から選びます(笑)
別に選ばなくてもいいのにね(;^ω^)ゴージャスな夕飯の日と
インスタントカレーじゃ差があり過ぎじゃないかー!って思うでしょ
けどね、そこは値段に反映してくれましたよ
1泊1食付きでHPによると\7000なんだけど、夕飯がカレー
だったから???だと思うんだけど\6000でした~

これって凄く安いわよね。山小屋の相場って今、\9000はするものね。
キノコがたくさん入ったお味噌汁が美味しかったな~
卵焼きも暖かかったし、ぶっきら棒なオヂさんだけど
気遣いは凄く感じられました。布団もキレイだったし
部屋も1晩中、ストーブを付けててくれて暖かかったです
だけど、布団が空いてるから指定された以外の場所でゴロゴロしてたら
こっち!こっち!って指定された場所に戻されたので
山小屋のオジさんの言う事は、きちんと聞きましょ~(笑)

酒盛りする雰囲気の山小屋でも無かったので食事を済ませ
18時就寝!(笑)
携帯も繋がらず自然のサイクルに合わせて日暮れとともに寝る!
いいね~!無きゃ無いでいられるんですよ!

という事で1日目終了~山頂までは更に険しい登山道
しまってくぞーーーー

パート2へ続きます(=゚ω゚)ノ