anzuのブログ

\(^▽^)/

燕岳 ☆ 北アルプス パート1



5月18日(水)・19日(木)快晴


行っちゃったよ~!行っちゃったよ~5月の北アルプス( *´艸`)
私は冬山は登らないし、とても夏以外の北アルプスなんて無理
って思ってました。だけど、この燕岳はゴールデンウィークは未だ
雪深いけど5月中旬過ぎれば「私でも行けそう!」という事を知って
計画し出したのは去年の事北アルプス行きの計画は皆も
そうだと思うけど1年がかりよねだから天候の状況で行けなく
なってしまったりするとガッカリ度も大きいのよね
逃したらまた1年後とかになっちゃうんだもんね。
サッと動ける人はいいけど、休みも頻繁に取れる訳じゃないもんね。

燕岳は車があれば日帰り登山も可能だし、ゆっくりしたい人は
1泊で来れるけど、なんせ私達は車が無いもんだから前泊する上に
山小屋1泊なもんだから2泊もしちゃったわ
前泊して次の日に日帰りピストンって手もあるけど

「やっぱり山頂で1泊したいわよね・・・」

って事で、お金もかかるんだけどさ
今回は大盤振る舞いだー

まずはざっと今回の行程
5月17日(火)
自宅バスタ新宿松本駅お城口・松本駅穂高
穂高神社→ビジネスインあづみ野(宿泊)

5月18日(水)
ビジネスインあづみ野(タクシー)→中房温泉→合戦小屋→燕山荘
燕岳→燕山荘(宿泊)

5月19日(木)
燕山荘→合戦小屋→中房温泉穂高→松本→新宿→自宅


5月17日(火)雨のち晴れ

この日は家を7:30頃に出ましたが生憎の雨
本当なら16日の月曜日に出発して17日に登山開始の予定だったのですが
火曜日は山も平地も雨の予報だったので1日ずらしたのです。
こんな事もあろうかと仕事の休みを1日多く取っていたのですね~

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新宿から最近出来た高速バス乗り場「バスタ新宿」から
松本行きのバスに乗ります

新宿までの電車の中で、でっかい登山のリュック持ってる訳じゃない、
しかも8時頃の山手線なんて超~混み混みで「嫌だな~」って思ってたのよ
周りにも迷惑だしさーだからちょっと早めに出たせいか混んでは
いたけど「超~!」って感じでは無かったからホッとしたわ
ここだけがホント、嫌だったのよねン
逆の立場だったらデカいリュックの人が2人乗ってきたら
「うわっ!来たっ!」って思っちゃうもんね(笑)

バスタ新宿は4月にオープンしたばかりだけど、
ホームから改札抜けて直接行けるから楽でいいね~
池袋にも「バスタ池袋」作ってくれないかしら

しかし、成田空港に行く外国人が多かったな・・・


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新宿9:00発の高速バスに乗って松本に到着したのが13:10
雨はすっかり止んでいましたが、曇っておりました。
そこから大糸線に乗って穂高駅に到着したのが13:40。
因みに大糸線ICカード使えないからお気を付けを~
ただ、入る時は他の線もあるから普通に改札をスイカで入れちゃうので
間違って入ちゃったわよ(;^ω^)あそこ、分かりづらいわね
後で清算してもらったけど

よく、他県から出てきた人が「東京は複雑で分からない!」って言うけど
東京から地方に出た時も分からない事だらけよ
電車の開け閉めでボタンを押すとかは慣れたけどさ(笑)

穂高とても良い雰囲気の駅よね( *´艸`)


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熊ちゃんのお出迎え~

朝食しか食べてなかったのでここで遅い昼食
長野と言えば

貧しい土地ならではの名物
(一言多いなすんまへん

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お蕎麦~\(^▽^)/
いや、いや、いや、さすが長野だね
「お蕎麦が美味しい貧乏な土地」なんて言ってゴメンネ(笑)
よくある駅前の立ち食い風の店構えの所なんだけど
美味しいかき揚げ付いて\500は安い
付け合わせに付けてくれたのが少し成長したタラの芽の胡麻和え。
こういった山菜は東京では中々食べられないから
ちょっとした気遣いが嬉しいわね
旦那がタケノコご飯のおにぎり🍙を最後の1個買ったら
オバちゃんが「良かったらもう1個食べて!」ってサービスしてくれました
凄く感じの良いお店だったよ~
駅降りて左手直ぐのお店よ

食べてからは前回更新した穂高神社に行ってまいりました。
ここは更新してるので先に進めまーす

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この日に泊まる宿は「ビジネスインあづみ野」です。
本当は中房温泉に一泊したいとこだったけど泊まったら一人
\9000近くしちゃうし、ビジネスインだったら素泊まりだけど一人
\4000で済むので節約しましたわ
お金あったら間違いなく中房温泉に泊まるんだけどなぁ・・・
貧乏は悲しいのォ

ここの宿は居酒屋経営もしていてジンギスカンが名物らしいので
当初の予定では「入ろうかな」と思ってたんだけど、
なんせ昼が遅かったからお腹空かなくて、
近くに西友があったので、そこで食糧を買って軽く済ましちゃったわ
実はこのホテル、大浴場もあるのよ~

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次の日の登山に向けて長野の地酒「大雪渓」をガツンとキメて
とっとと爆睡~



5月18日(水)快晴


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前日にタクシーを予約して6時ちょっと前ぐらいに
タクシーが来てくれたので、中房温泉には6:30に到着しました。
穂高から中房温泉は日光名物いろは坂以上にクネクネの山道
なのですが、タクシーの運ちゃんは慣れたもんだね
予定よりも早く到着したわ
ホテルから中房温泉までは\7200でした。

6:35 登山開始~\(^▽^)/

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まずはムラサキヤシオツツジのお出迎え~
自然の中に色が映えるやね~(*´ω`*)


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雲ひとつない青空
本来なら一日前の登山を計画していたんだけど、その日に行ってたら
カッパ着ての登山だったろうなぁ~
1日ずらす事が出来て本当に良かったわ。
でも1日前の燕山荘のブログ見ると午前中はダメだった
けど、夕方はキレイな夕焼けが見れたみたいね(*´ω`*)


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ツバメオモト


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7:05 第一ベンチ

ここでは水場があるので水が汲めます。
だけど、枯れてる時もあるらしいから水はしっかり持たなきゃだね
あたしゃ3ℓも担いでる上に今回は2泊3日分の
荷物だし重いのなんのって肩にリュックがくい込むー

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第一ベンチでは可愛い道祖神が加護してくれてます


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オオカメノキ

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この時期の燕岳はマダマダお花ちゃんには早いんだろうな~って
思ってたんだけど下の方は結構咲いてるもんだね~
下の方はって言っても中房温泉が既に標高1450mあるんだけどね

燕岳の標高が2762mなので大体、標高差1300mぐらいかな。
登山始めたばかりの頃は標高差が1000m以上あると
凄くビビり上がってたんだけど、

「あぁ、丹沢の大倉尾根ぐらいか~」

なんて余裕ブッこいてる今の自分に対して、

「人間はたかだか5年で、こんなにも成長するものか!」

と、あたしゃ5年前の自分を思い起こし、
この成長っぷりに泣けてきますわ

標高差1000mっていっても山によって岩場があったり鎖場が
あったりするから危険度は山によって全く違うんだけどね。
登山する人がよく「山は標高じゃない」って事を言ってたけど
ここにきて漸く「にゃるほど~」って思うようになったわ。

7:35 第二ベンチ通過

8:00 第三ベンチ通過


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8:25 富士見ベンチ

燕岳は北アルプス三大急登とも言われてますが、このように
小一時間おきぐらいにベンチがあるのでさほど辛さは感じません。
どっちかっちゅーと丹沢の大倉尾根の方がキツイんじゃないか(;^ω^)
だからきっと皆、夏登山に向けて冬は丹沢で訓練するんだろうねぇ~
あの訓練のおかげである程度、楽に登れるんだわよね。

富士見ベンチという名だけあって!
ここでは!
そうです!!!

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富士山~\(^▽^)/

今回も見えちゃったよ~

3年前の2013年の8月に同じ道を歩いてるのですが
あの時は真夏で暑かったし、汗ダラダラかいて暑さが辛かったなぁ~
そんな事言ってたら夏の北アルプス来れないんだけどね
3年前に初めて来た北アルプス。その時は2泊3日で表銀座を縦走して
憧れの槍ヶ岳に登って、天気にも恵まれて最高だったよなぁ・・・
そしてまた今回、こんな素晴らしい天気に恵まれてアタシ、
燕岳に気に入られてるかもな( *´艸`)

あ!ダメね!もっと謙虚にいかないと!
7月に裏銀座行くんだから雨になっちゃー困るのよォーーー


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大天井岳が見えてまいりましたー
3年前はここにも登ったんだよなぁ・・・

この時期の北アルプスの景色は未だ雪があるから夏とは違った景色
だけど真冬でもない春を待ち望む雪解けの山で
雪の溶け具合がまた絵になるわよね~

昔の人は山の雪解けの状況を見て田植えを始めたり
雪解けの山に描かれるツバメや、馬などを連想しては山に名前を
付けたり。北アルプスの山々は厳しいけど多大なる恵みを人間に
もたらしてくれてるのを感じるねぇ・・・(*´ω`*)

はぁ。偉大だぁ~


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8:57 合戦小屋

この合戦小屋はですね~
知ってる人にはお馴染みだと思うのですが、夏の期間は
イカが頂けちゃうのですよ~

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これ( *´艸`)
3年前に食べたスイカ
登り始めて2時間半ぐらい。夏はここで食べるスイカで天国に
行けるのだぁ~ねぇ~(*´ω`*)

あ!天国行っちゃ~ダメか!まだ先があるからね
イカの味を忘れずに思い出に残ってるのは合戦小屋のスイカだけだわ。
苦労して頂く食べ物の味は一生涯忘れないだろね


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合戦小屋からは雪道になるのでアイゼン装着~
6本爪の軽アイゼンとストック1本

山頂までは暫く雪道だ~


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少し歩くと槍様のお姿が~

カッコエエーーーーー

なんですかねぇ。どうしてこうも槍様はカッコいいのでしょうか
あのいで立ちと風格!そして品格!
そこにあるだけなのに堂々とした品格を持ち合わせた槍様
今回、槍様の写真しつっこく出てくるから
ほんとしつこいよー(笑)


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カヤクグリが囀っておりました
雪はあるけど野鳥も春を感じているんだね~


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燕岳も見えてきたよ~

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んだよォ~


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この日は気温が高くて雪が溶け始めててアイゼンの歯が殆ど
役に立ちませんでしたわ無いよりあった方が断然いいけど
ダブルストックあると安心だわね
登りはまだいいけど、このグズグズの溶けかかった雪で下りは
怖そうだなって感じました。私はピッケル持たなかったけど
(ってか持ってないピッケル持ってる人もわりといましたね~
やっぱね、念には念を入れてが第一よね。使わなくてもね。


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10:20 燕山荘

3年前のブログの行程見てたら中房温泉を6時に出て山頂に10:13に
到着してるから今回と大体同じペースで登ってるわね。
登山初めて2年で、3年前は夏で暑い時期なのに、アタシ頑張ってんなぁ。
しかも、その時のブログ見てたら未だ10時なのにもう燕山荘で
チェックインの手続きしてる人いたわーって言ってたけど
はい。早々とチェックインの手続きしましたわ(笑)

夏はね、槍の方まで縦走出来るけど冬は無理だかんね
この日は一日、燕岳を満喫するのだー

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まずは畦地梅太郎先生の雪男さんにご挨拶
おひさ~(*´▽`*)

チェックインの手続きをして、まずはリュックを置きつつ部屋を確認~
燕山荘に泊まるのは初めて
前は通過しただけだったからね~
この山小屋は宿泊したい山小屋№1らしいわよ~
まぁ~そういったとこに南アルプスはまず入って来ないだろうな~(笑)


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お部屋はこんな感じ
完全にだだっ広い相部屋ではなかったわ!
一部屋に布団が2枚敷いてあってカーテンも付いててプライベートも
保たれる空間になってましたすごーい!
だけど、やっぱり混雑時は布団2枚のとこに3人寝かされる
らしいやね山小屋あるあるだわね

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部屋に小窓まで付いていて、ここから日差しが射し込んで
隠れ家っぽいホント素敵な部屋だったわ~
混雑期はここに3人寝るとなると地獄だけどね(笑)
夜中に目が覚めたらこの小窓から月が見えて、なんかねぇ
地球に住まわせてもらってる事を実感しましたよ・・・
小窓から月が見えるだけで、どうしてこうも山に来ると全てに
感動しちゃうんだろうね~普段、よっぽど自分は穢れてると
感じちゃうわよ(笑)


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部屋には畦地先生の版画が飾られてるの~
私の部屋はの版画だったわ( *´艸`)
雷鳥と一緒に寝転がってる絵がイイね

山行く人は山メーカーのモンベルが畦地先生の版画をTシャツにしてるから
ご存じだと思うけど山岳風景の版画を多く発表していた版画家なのですが
この燕岳は特に多く訪れていて燕山荘の2代目の方と特に親しかった
らしく燕山荘で個展なども開催された事があったようですよ~

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階段の踊り場にも作品が飾られていたり


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食堂にも原画が飾られていました


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画家の熊谷守一さんの娘さん、榧(かや)さんの作品もありました!
燕山荘すごいなぁ。
山小屋らしからぬ芸術品が多く飾ってあってビックリだわ


部屋をチェックした後は貴重品だけ持って山頂へ向かいまーす
と言っても山頂までは30分なので直ぐなんだけどね。




またまた長くなりそうなので、次に続きまーす(=^・^=)