anzuのブログ

\(^▽^)/

④北アルプス 裏銀座縦走 ☆ 烏帽子岳~野口五郎岳~鷲羽岳~三俣蓮華岳~双六岳~槍ヶ岳


7月27日(水)雨のち曇り

この日も本来なら朝食は取らずに朝4:00に小屋を出発する予定でした
が!
朝、目覚ましで起きると物凄い豪雨雷まで鳴ってます
トイレが外だから我慢しちゃったわよ
立山市では避難勧告が出てるぐらいの凄い雨でした・・・
雨雲レーダーによると極地的な雨雲なので抜けそうではあるけど
いつ抜けるか・・・(;^ω^)とても登山出来る状況ではないので
小屋で待機うーん今回の登山、ホントついてないわぁ
全部の日が天気良好は無理だろなとは思ってたけど、こうもね
天気に恵まれないと気持ちも沈むわな・・・

そしてワタクシ、水晶小屋に宿泊した晩は頭痛とプチ吐き気に襲われて
これは絶対に高山病だと感じました。1泊目の時も少し頭痛が
してたんだけど、かなりの痛み1日目の烏帽子では相当飛ばして一気に
1,500m上がったからなぁ高山病にかかってもおかしくないわな。
バファリン飲んだけど全く効かず・・・
なので更にバファリンぶち込んだけど効かず・・・
(こんな飲み方したらダメよ~ちゃんと間をあけてね。

そうこうしてるうちに小止みになってきたので
行っちゃおうって事で出発致しました




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6:00 水晶小屋出発
予定より2時間遅いスタートだけど双六小屋までは
7時間弱ぐらいなので6時スタートでも平気ではあるんだけどね。
状況によっては槍まで行っちゃうかとも考えてたんだけど
双六小屋宿泊に決めましたわ

早朝の強い雨はやみましたがパラパラ降ってたので、またしても
カッパ登山です今回はカッパをフル活用だな~




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シコタンソウ、イブキジャコウソウ、タカネツメクサ

まずは三俣山荘を目指しますが、そこまでの道のりもお花ちゃんが
いっぱーい7月中に北アルプスに来たのは初めてなんだけど
ほんっと花が多いね~

そして、高山病の頭痛はあまり良くなっておらず
頭痛に耐えながら歩きましたわ(;´Д`)




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シコタンソウ、イワベンケイ




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お花畑の中に急に現れた池塘
天気が良いに超したことはないんだけどガスった天候の景色も
幻想的な雰囲気で良いものね(*´ω`*)




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6:40 ワリモ北分岐通過

この辺りに来るともう殆ど雨はやんでました
だけどいつ降りだすか分からないのでカッパは着用したまま。



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イワオウギ



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タカネシオガマ





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7:35 標高2,924m 鷲羽岳!!

3座目のお山( *´艸`)
よく考えてみたらここまで3,000m近い稜線をずーっと歩いてるのよね。
3日目にもなると下界の事をホント忘れるわ
選挙結果で腹立てた事とかさ・・・
また下山すれば国の奴隷のなるしかないんだけどさ(笑)
山小屋で暮らしてる方達は下界の事とか全く関係ないだろうな~
それよりも天気の事とか、登山客に提供する物資の事とか
遭難や事故の心配などなどなんだろうなぁ・・・
それはそれで大変な仕事だわよね。
よく「山が好きなら将来は山小屋で働いたら~」なんて言う人もいるけど
ぜーーーーったい嫌だね(笑)
趣味を仕事にした時点で山が嫌いになるね。私は(;^ω^)

午後から再び雨足が強くなるかもとの事だったので、あまり
ユックリはせず先にそそくさと進みます。




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イチゲちゃんほんと可愛い~



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御花畑見てたらすーっかり高山病も良くなりました




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相変わらずガスっておりますので素敵な景色は望めず




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8:40 三俣山荘

本来なら2泊目に宿泊する予定だった小屋
途中すれ違った人は三俣山荘に泊まった方でしたが三俣山荘もわりと
混雑してたようですだけど布団1枚で2人ほどではなかったらしい(笑)

宿泊した野口五郎小屋も、水晶小屋も、水の無い小屋だったので
購入しなければならなかったんですが、三俣山荘は水が
汲み放題ですよ~水は有難いねアタシさ、この2日間
顏も洗ってないからね歯だって1回しか磨いてない(笑)
だって、水貴重なんですもの~
山に入るとたくさんの事に有難みを感じますな

三俣山荘で朝食でもと思ったけど雨が降ってきては困るので
先を急ぐ事にしました



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えーーーっとこの写真は登った鷲羽岳だったかな
三俣蓮華岳か(;^ω^)
見える山がチンプンカンプンだわ



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三俣蓮華岳までは登り道




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ゴロゴロした道を歩きます
こういったザレタ道も以前はよくズルっと滑って転んでたんだけど
最近はあまり転ぶ事も無くなりました。きっと歩き方が分かって
きたんだろうね。こういった場所はこういうふうに歩くといいよとか、
歩き方の知識を言葉で得るんだけど、言葉で聞くだけじゃ
参考にはなるけど実際出来てるかって言ったら微妙で
これも、経験を重ねると自然と身についてくるものなのよね。
登山初めて5年にして漸く歩き方とか、歩幅とか、少しでも楽に
歩けるような体勢とか、身に付いたな~って感じたわ
今回の登山は自分の成長を実感する登山でした




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10:00 標高2,841m 三俣蓮華岳

3年前、表銀座を縦走した時に眺めていた山々に登頂
山は登れば登るほど、そして登った山から見える山を見ると
登りたい場所がますます増えてくる。
楽しいだけじゃなくて登ってる時は辛いけど辛さ以上の感動が
山にはある。私が小中学生だった時、父親は頻繁に夏になると
北アルプスに出かけてたけど、まさか自分が登山にはまるとは
思わなかったな3年前に初めて槍に登頂後の翌月の9月に父親は
急死したけど、もうちょっと山の話ししたかったなぁ・・・
雲ノ平も行ってるって言ってたから裏銀座も歩いてるんだろうな。

さ、次は双六岳目指して出発~



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ね~素敵な稜線よね~(*´ω`*)
どこ見渡しても山
世界にもたくさんの山があるけど、日本アルプスの美しさは
世界に誇れる山塊だと思うわ。韓国にはこれだけの標高と
山深い場所が無いそうなので最近は韓国人の登山者も多く見られるけど
この日本の美しい山をたくさん堪能して楽しんでもらいたいね




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ヨツバシオガマ、タカネヤハズハハコ、オンタデ





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あまり大きくはない雪渓。
今年は雪が例年にないぐらい少なかったようです
実は甥っ子が今年は富士山に登りたいと言っていて1年前から
計画はしてたんですが、訓練を何もしていない
小学校5年生ぐらいだったらそこそこ体力もあるし登れちゃうかも
しれないけど、姉も一緒なのです。

で、その姉が問題なのよね

登山も何もしてない人が
いきなり富士山はぜーーーったい無理20代とかの何だかんだで
体力がまだあればどうにかなるかもしれないけど全く運動してない
40代がいきなり富士山って無理な話しです
と言う事で富士登山は断念しました。行く気あるならもう1年前から
訓練初めてくれよーだわよね
まぁ、私は富士山は既に登ってるからいいんだけどさ(;^ω^)
面白くないしね(笑)尾瀬の方がよっぽど面白いよ~って
言ってみたけど、甥っ子が富士山登りたいらしい
12月に甥っ子が実家に遊びに来た時は高尾山にでも連れてくかな・・・





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ミヤマダイモンジソウ


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ここでもまた素敵な稜線歩き~
裏銀座、晴れてたら最高に気持ちの良い登山が出来たんだろなぁ


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10:55 中道稜線分岐



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イワヒバリちゃんがトコトコ歩いていました




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11:20 標高2,860m 双六岳!!

烏帽子から歩き始めて歩いたね~ここまで来ちゃったね~
裏銀座表銀座に比べて非常に登山者が少ない。
やっぱり3泊、4泊しないと来れないからだろうね。
アクセスが長いからねいや~しかしアタシ、よく歩いてますな




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双六岳~双六小屋まではこれまた気持ちの良い稜線歩き
裏銀座、晴れてたら相当暑いだろうなと感じるところ多し
どなたかのブログ見てたら稜線歩きしてる時に日傘さしてたけど
これいいかもね( *´艸`)風があったら無理だけど




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双六小屋が見えてまいりました
これね、見えてるんだけど中々着かないってやつね(笑)




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12:15 双六小屋到着~!
この日は殆ど雨に濡れず歩く事が出来ました(*´ω`*)



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お部屋は6枚の布団が敷かれたお部屋でした。
この日は相部屋の方が誰も来なかったので久々にダラダラ出来ました
6枚の布団だけど混雑期は12人入れちゃうんだろうな~(;^ω^)



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野口五郎小屋、水晶小屋はとてもこじんまりした小屋でしたが
双六小屋の広さにビックリ
山小屋でも槍ヶ岳山荘とか、大きいところはあるけど、2泊小さい小屋で
過ごしたもんだからこのギャップに貧乏人が帝国ホテルに宿泊を
しちゃったような気持になっちゃったわよ(笑)
広々しててメチャメチャ綺麗でした
あ、野口五郎と、水晶が悪いって訳じゃないからね



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双六小屋ではヱビスが飲めちゃうんだよー\(^▽^)/
唐揚げまで食べれちゃうんだよー\(^▽^)/

今回初の山小屋3泊目でございます。
今までは2泊が最高でした。3年前に行った表銀座の時は2泊目に
槍ヶ岳山荘に宿泊して、お風呂入りたい~状態だったんだけど
なんかね、2泊過ぎるとね平気になってくるのよね(笑)
全然気にならなくなるのよ。髪の毛とかしたり、鏡見たり、化粧したり
どぉーーーでもよくなってくるのよね( *´艸`)
一応ね、女捨てた訳じゃないから最低限、小綺麗にはするけど
頭洗えない、顏洗えないとか、だから何なんだって
なってくる訳ですよ双六に宿泊してる人は3泊4泊当たり前の
登山者が多いので尚更、自分の身なりを気にしなくなるわね
あ、最低限はきちんとしますよ最低限はね(笑)


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思ったんだけど、普段生活してると毎日お風呂に入って頭洗うけど
この日で3日洗わなかったけど、なんだか返って頭皮とか髪に
優しい気がしたのよね。昔はさ、「烏の濡羽色」って言うくらい艶々した黒髪が美しかった訳でしょ。
椿油とか髪に塗ったりもしてたんだろうけど、油ギッシュな黒髪が
良しとされてた時代は髪なんて毎日洗ってない訳じゃない
今はサラサラヘアーが持てはやされてるけど、サラサラの髪なんて
不健康の賜物だと私は思ったわシャンプーとかリンスなんて
毒だかんねあんなの毎日使って頭皮に良い訳ないと思うわ

そそ、だからね2,3日洗わないのが一番健康なのですよ
体から出る油は人を健康に保つための大事な役割をしているのだと
今回、大汗かいたけど3日以上風呂に入らず学んだ事です
かと言って現代に住む私達は3日入らないで街中歩いてたら
汚い不潔な奴だと思われてしまう・・・

と言う事で提案します
皆で入らなければ怖くない
風呂、3日に1回運動皆さん、ぜひ広めて下さい
キャホー\(^▽^)/



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双六小屋のテラスの真ん前に鷲羽岳がドドーン
鷲羽岳の向かって左側に影のように黒く見えるのが水晶岳です
今回、登ってないんだよなー
生きてりゃまた来るでしょうまた水晶登りに行くじょー





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☝小屋から仰ぎ見る樅沢岳

午後から再び雨かも~なんて言ってたけど青空も見え始めました
水晶小屋で一緒だった3人組のオバちゃんと、一人で来てた
女の子も到着してすっかりお友達同士みたいな感じになってくるね
水晶小屋は小さかったから常に顔を合わせてたんだけど、双六小屋は
広いからオバちゃんや、女の子とも離れ離れでちょっと寂しいやね
狭い小屋は人との交流も深める良さがあるな~って思ったわ。

テラスでビール飲んでたらハエ科のアブがやたら飛んでたのよ
人を射すアブもいるけど、ここにいたのは射さない「ヒラタアブ」の仲間だそうです。
これが汗臭い人に集まるかしてテラスに座ってたオヤジのTシャツの
背中に30匹ぐらい止まってんのよ( *´艸`)プププー
よっぽど臭いがキツイんだろうね~記念に写真撮っとけば
良かったわハエ柄のTシャツ着てるみたいだったんだから
あれは笑ったな~(´艸`*)オヤジナイス!

だがしかーし
オヤジを笑いの種にしてましたが、後々オヤジの事を
笑えなくなってしまったのです・・・・(;一_一)マタノチホド。



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宿の前に咲いてたミヤマトリカブト、ハクサンボウフウ、ヤマハハコ



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夕飯でーす\(^▽^)/
また天ぷらでーーーす
いや、またとか言っちゃいかんね
山小屋で天ぷら食べられるんだから有難いと思わなきゃね
ちょっと長居すると現代人は直ぐに贅沢したくなるからダメね~
感謝感謝

因みに双六小屋はスマホは全く繋がりませんでした
スマホを見ない生活、いいもんだね
昔はこんな物無くても平気だったのにね。
あ、昔は昔は言う年寄りみたいになってきたなアタシ(;^ω^)

3泊目終了。
まだ続くじょー(●´ω`●)