anzuのブログ

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万引き家族



今日から公開ですが早速観てまいりました。
非常にテーマは重いです。
まだ公開したばかりなので多くは語りませんが

劇中に出てくる虐待をされている女の子。5歳。

実際の事件で目黒区の反省文を書かされて虐待されていた子も
女の子。5歳。

なんかね、何?このタイミング?ってぐらい
同じような境遇の子が映画の中に出てくるのですよ。

もうね、実際に虐待されて亡くなってしまった子と
ダブってしまって何度も泣けてきました。

一番悪いのはもちろん虐待してる親なんだけど児童相談所が虐待の
事実があるにも関わらず強制的に家に入れないとかおかしいよね!
こういった事があるとまいっかい、まいっかい同じことの繰り返し!
ほんとあったまくるね!!!

バカヤローーー!!!!

ってどこにもぶつけられない怒りを叫びたくなる。

親が「面倒だから育てたくない」とか、「イラつくから」とか
しょーもない理由でもいいから気軽に子供を預けられる場所を
もっと作って欲しい。書面上の手続きとかそんな面倒な事も全部排除して!
お金が無いからとか真っ当な理由で無くても
嫌になったから預けまーす!でもいいからそんな環境に変わって欲しい。

アホな親のくせにどっかで自分の子だからっていう
後ろめたさもあるんだか知らないけど虐待して邪魔なら預けてくれ!って
ホント思う。ストレスのはけ口を子供に向けるのはヤメロー!!!
そして一度虐待した親に子供を返すのもどうかと思うわ!!!
アホな親のくせに親ぶるのヤメローーーー!!!
この映画観てたら現実に起きてる虐待事件とリンクしてしまって
哀しみと怒りでいっぱいになりました。

安藤サクラさんが虐待されてる子に言った一言
「お母さんはアナタの事が好きだから叩くのよって言うけど
好きだったら叩かないよ。こうやって抱きしめるんだよ」
っていうシーンがあります。
それと
「子を産んだから母親なの?」とも。

女警察官が「子供は母親が良いに決まってる」って取って付けたような
正義感に満ちた言葉をばら撒くけど血の繋がりっていったい何ぞや?
って考えさせられます。
虐待の事件と重なって腹立たしくてバカヤロー叫びましたが
映画は虐待だけで無くワーキングプア、貧困、労災、日雇い
今の日本の縮図をホントそのまま映し出している映画と感じました。

法にふれるような事はしていなくても同じように底辺の末端を
生きている人達が大勢いる今の日本の現状。
そんな中、今の安倍政権は海外に金をばら撒きまくる。
もう何兆円使ったか?いらないオスプレイ何機買わされた?
年金を株で使い何億損失したか?
安倍はフランス革命の時のマリーアントワネットだな!
罪人でしかないと思ってんだけど、それでも未だに安倍を
指示する人がいるのはマトモじゃないね。

貧困に陥るのは自分のせいなのか?
自己責任なのか?
一部そういうところもあるのかもしれない。
けど、税金、絶対に貰えない年金、残業代無しのタダ働き
保険、奨学金・・・・これだけ搾取されまくってて片や政府は
嘘だらけの税金使いたい放題!金を海外にばら撒き放題!
貧困は自己責任でしょ?で片付けられるのか?

今、政府は東京オリンピックを控えているせいかテレビを見ていても
どう?日本って凄いでしょ!良い国でしょ!アピールに余念が無い。
そんな中、是枝監督は国民も政府もオリンピックで浮かれ気味に
なっている世の風潮に釘を刺すかの如く日本の現状を世界に
公表してくれたと思う。どの国にもそういった問題点はつきものだけど、
今の自国のお国自慢にはホント嫌気がさしてたからね。

この映画、ホント色々と考えさせられます。
それぞれが何かを感じて深く考えなければならない
テーマのように思います。
それと、安藤サクラさんの演技が素晴らしいです。
彼女は良い女優さんですね。

ぜひぜひ自分の目で観ることをお勧め致します。


おしまい(●´ω`●)