anzuのブログ

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主戦場



5月10日にシアター・イメージフォーラムで「主戦場」観てきました。
100人ほどしか座席の無い小さな映画館ですが平日にも関わらず
かなりの人でした。土日は立ち見になってしまう程だそうです。

単館上映だから、東京は今のところイメージフォーラムのみだけど
もっとたくさんの映画館でぜひとも上映してほしい映画だわね。

こういった映画はどうしても共産党系っぽいデモに参加してるような
年寄りの客層が多くなるけど、若い人に観てもらいたい映画だなって
感じたよ。私が行ったのは平日だったから土日は若い子が少しは
観にきてるかもしれないけどね。

監督は日系アメリカ人の方が撮ってます。
きっと日本人の監督だったら上映されなかっただろうね。
それぐらい際どくつっこんだ展開になってます。

テーマは慰安婦問題なんだけど、最終的には日本会議
安倍政権との繋がり、今の危うい日本の状況を諷刺や皮肉を交えて
よくぞこれだけの物を撮ってくれたなと拍手したい出来になってます。

途中途中で出てくる杉田水脈ですが、あの人、
根本から言ってる事がおかしいし、支離滅裂ね。
そこを茶化すように捉えてて館内は失笑が起こるほど。
調べもしないで感情だけで喋ってて、こんな人が政治家やってて
いいのか?って心配になるし、しかも「新しい歴史教科書をつくる会
の理事やってんだよ?こんな人が教科書作ったら
いくらでも歴史修正しちゃうよね。

慰安婦の問題も、してきた事実を受け止めて何度でも
謝ればいいと私は思うけど、まず安倍政権や杉田水脈の言い分は
慰安婦は雇われ娼婦だったのになぜ謝らなければいけないのか?
って事を言ってるから全然話が先に進まない。

現実に10代で強制的に慰安婦にされた方が出て来てるにも関わらず
全く認めようとしない。水木しげるさんも漫画「姑娘」の中で
強制連行の事を描いている。実際に戦時中、そういった目にあった
慰安婦を目の当たりにしている戦争体験者の発言も多くある。

戦争中は日本に限らず確かにどこかしこに強制連行された
慰安婦がいた事だろうと思う。けど、日本の場合は軍が慰安婦
誘致してたって事。国がらみで強制連行が暗黙の了解で
行われてたって事が問題なのよね。

いい加減、謝るところはちゃんと謝って終わりにしましょうよって
思うよね。いや、今まで何度か謝っただろ?って言う人もいるけど
何度も謝ればいいじゃないって思う。
けれど、ここにきて謝るどころか、そんな事実は無かった!って
言い張るような人達が政権握ってんだから尚更問題は
解決しないわな。

まぁ、解決して隣国と仲良くなっちゃったら利権がらみの
困る人たちがたくさんいるんだろうけど。
そんな奴らの為に私達が翻弄されるのは真っ平御免だわね。
一番いけないのは翻弄されまくっちゃう人達ね。
北朝鮮のミサイルで大騒ぎしちゃう人達。

この映画観てつくずく感じたのは若い子達がホント政治に
無関心なところ。そういった教育方法で育つから仕方ないんだろうけど
国が無関心層をわざと育てて、サラリーマン育成所である大学で
皆と一緒である事がどれだけ大事かって事を学ぶんだから
どうにもならないね。

とにかく、この映画は観るべき映画だと感じました。
感想は人それぞれだと思うけど、日本はホント危うい状況にあるんだって
事を改めて感じて恐ろしくなりましたね。

機会ありましたらぜひぜひです。


おしまい(●´ω`●)