空が曇っているなら
青く何処までも澄んだ空を思え
星が見えないなら
天空埋め尽くし瞬く星を思え
大地が乾いているなら
草萌ゆる緑の大地を思え
海が汚れているなら
光好かして数多の魚が泳ぐ珊瑚礁を思え
人が信じられないのなら
お前が信じられる人物像を思え
強く思うことから希望と明日が現れる
未来は手の中にある
自分が持つ無垢の力を呼び起こせ
誰にも従うことはない
お前は誰でもない唯一無二の存在であることを
目の前の鏡を叩き壊して思い知れ
お前の姿だけを映す表象を砕き命を見てみろ
外から創られるのではない
外から創られるのではない
自らの内側から生まれ出る
拳を振り上げてお前を示せ
与えられるものを拒否し
求めるものをお前が奪い取れ
狂おしくも猛々しく今ある命は
次元をも易々と超えて
そこに立つ
一人の自覚が力となり広がって行く
一人一人が巨大な力となって結集する
その時に思え
「私は一つの宇宙である」
振り上げた拳の先には
宇宙が無限を告げている
詩：蒲生万寿
