anzuのブログ

\(^▽^)/

イースタンユース


街の底 人間達
彷徨ってる!彷徨ってる!彷徨ってる!
街の底 人間達
生きてる!生きてる!生きてる!


「街の底」




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イースタンユースの新譜「ボトムオブザワールド」を買いました。

ブログで感想なんぞ書いてみようと思ってはみたものの
うまい言葉が見つからない・・・
言葉を見つけようとすればするほど安っぽく感じてしまう。

そう、そうなのだ!
音楽なんてものはガーンっと音が鳴って、ボーカルがシャウトして
爆発しそうな感情に奮起する!
自分の気持ちが揺さぶられるかどうか!
カッコいいか!悪いか!ただそれだけ!

美味しい物食べて、美味しい!しか言葉が出ないように・・・
美しい景色を見て言葉はいらないと感じるように・・・
曲やアルバムについて、あーだこーだ言うだけ野暮なのである!
(ライナーノーツとか書く人は別だけどね)

まさに今回のイースタンユースのアルバムはそんな感じだ!
1曲目からガーンっとやられたよ!
脳天ブチ破られたよ!

そんなアルバム発売の直前に流れたベースの二宮さん脱退のニュース。
イースタンユースは今後メンバーチェンジせず、ずっとやっていくものだと
勝手に思っていたのでビックリはしたけど、ショックは無い。

メンバーチェンジした後のバンドのアルバムはいいものが多いように思う。
決してそれまでの物が悪いって意味ではないけど。
RAMONESにしてもCJが入った後のアルバムはとても好きだ。
日本人のバンドだと、スタークラブや、ライダースなども
新しいメンバーが入った時に感じたのは心機一転、勢いが
更に増したように感じる。

だってさ!吉野さん歌ってたじゃん!

ソレデイイノカ?ソレデイイ筈ナンダ
鳥達が飛んできた。また今日が飛んできたら
行くぜ!ブッ壊して、また造って
ここで何もかもが終了
ここで何もかもが終了して全部、一から始まる!
(ズッコケ問答より)


私は正直、二宮さんが抜けた後のイースタンユースが楽しみでもある。
ギターを入れて4人にしちゃうってのも有りなんじゃないか?
って、勝手な妄想もしたりして・・・・
常に前進し続けているバンドに後ろ向きな感情は一切無い。
今後のイースタンユースに期待は膨らむばかりだ。


そんないかにも今までのイースタンユースを、ずっと追いかけてきた
みたいな感じで物言ちゃってるけど、正直に言うとイースタンユース
アルバムも殆ど聴いていない作品がある。
持っていないアルバムも多数・・・・(;´▽`A``

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「其処カラ何ガ見エルカ」はメンバーのカードが入ってたんだけど
久々にCD開いたら田森さん出てきたわ・・・・(;´▽`A``

この3枚は買ったのはいいけど殆ど聴いてない。
2004年に発売した「ドンキホーテ」を最後に買うのをやめてしまった。
メンバーはどの作品も全身全霊をかけて作っていると思いますが
どうしてもアルバムや曲の好き嫌いはどのバンドにもあるわよね。
そして、この時期はあまりイースタンユースに限らず日本人バンドの
新譜を買うという事から離れてしまった時期でもある。

今回、今まで聴かなかったアルバムも聴いてみた。
ちゃんと聴いてみた。いい曲たくさんあるじゃないか!

ドンキホーテの後、ボトムオブザワールドまでの間に5枚のアルバムを
出しているようですが、これも聴いてみたくなった。


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瞼の上に降る雪は 幾年隔てた冬の夜
あの日の君の言葉には 
すべて焼き尽くす熱もあった
散り行く花より)

メジャーデビューする前のインディーズの時のアルバムは
一時イースタンユースから離れていた時もよく聴いていた。

大正~昭和の純文学を思わせるような言葉の使い方や
叙情的な歌詞は勢いだけじゃ無く聴く側の想像をかきたてられ
他のPUNKのバンドとは何かが違って感じた。


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戯れる声は朧気 諭す声は怪し気
虹を架ける空にさへ 笑えない時がある
正しい様でも答えじゃないんだ
(淡い影より)

メジャー後のアルバムは、この2枚はよく聴きました。
あまり、メジャーとかインディーとか意識して聴く訳じゃないけど
98年から2012年までメジャーからアルバムが出ていて
今回のボトムザワールドは自社の「裸足の音楽社」から出している。

だからなのかどうかはドンキホーテ以後のアルバムを買ってないから
何とも言えないけど今回のアルバムは何処か突き抜けたような
吹っ切れたような、そんな印象も受けました。
今、昔と違ってメジャーではどれだけの制約があるのか分からないけど・・・



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遠く連ね連なる甍の波を
埒も無く眺めていた 寒空に冴えて青い月
(風ノ中より)


シングルと吉野さんのソロアルバムの4枚目
ソロはこの4枚目しか持ってないけど凄く良いです。

こうやって持ってる物を並べてみると持ってない物もあるにも
関わらず、これだけの音源を出しているのね・・・と、改めて
息の長いバンドだと実感しますね。


イースタンユースの曲は決して頑張れソングでも無いし
みんなで楽しもうという感じでもない。
サラリと聴くようなBGMになるような曲でもない。
自分がどう感じるか、思うか、まさに一人一人に訴えかけてくるようだ。
適応、順応性が重視される社会で、そこから外れる事が
そんなに怖いことなのか。こんな腐った社会に順応されてたまるか!
と抗うかの如く吉野さんの声が胸に突き刺さる。

ポンコツ街道まっしぐら!旅は続く!

吉野さんがよく言っている。
ポンコツなら私も負けちゃーいないよ(笑)
ポンコツにはポンコツの道がちゃんとあるのさ!

今後のイースタンユースに期待大!!!






「ナニクソ節」


俺達が今、立っているのは
そうだぜ世界のど真ん中さ
膝が震えるのは生きてる証さ
握りこぶしは闘いの決意さ
1、2、3、4、ナニクソチクショウ
5、6、7、8、負ケテタマルカ


吉野さんが2011年の東北の震災後に作った曲。
今回、バンドとして撮りなおしてアルバムに入ってます。
私のブログでも、もう3回ぐらい紹介している曲で、毎年この時期になると
聴きたくなる曲です。今年もこの曲をブログにアップしようと思ってたら
アルバムに入るとの事で嬉しく思いました。




ボトムオブザワールド!
ボトム!ボトム!ボトム!
私だって街の底から叫ぶよ!底の底の底からね!
これからも!聞えてなくても!伝わらなくても!騒音にかき消されても!
張り裂けんばかりの底辺の声も、叫ばない事には始まらないのだ!
そうだ!
闘いは続いている!
闘いは続いていく!