anzuのブログ

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華氏119





先日、華氏911ヒューマントラストシネマ渋谷へ観に行きました。

どうして誰もが予測していなかったトランプのようなギャグみたいな人が
大統領に選ばれたのか?映画の中でトランプが当選した経緯を
マイケル・ムーア独特の笑いと皮肉を入れつつ問題提起している。

その中でアメリカでトランプのような大統領が生まれたのも
決して偶然に突拍子も無く当選した訳では無くそれまでの
経緯があってこその当選だったという事を言っていた。

ブッシュのような戦争屋に嫌気がさし、
黒人の味方だと思っていたオバマに失望し
培われてきた人々の感情と無関心がトランプのような人間を
当選させるはめになってしまった。


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この映画観てて思ったのは日本も全く同じ状況って事。
まぁ、日本はアメリカの植民地だから同じになるのは当然っちゃー当然の
話しなんだけども。違いと言えば銃が規制されてるって事ぐらいか。

アメリカやヨーロッパでは移民問題が勃発してるけど
私が海外の移民問題を知るようになったのはPUNKを聴き始めてから。
特にoi PUNKのバンドのインタビューや歌詞の中には
移民に対する事が多く言われていた。けれど、どこか遠い国の
出来事としか捉えて無かったんだけど、日本も後数年もすれば
移民に対する差別意識が勃発するだろうね。

今の安倍政権は安易に外国人労働者を受け入れてる。
まずは日本人の労働の賃金を少し上げるなどして対策後に外国人の
受け入れをするなら分かるけど、あまりにも短絡的過ぎだよね。
予想以上に外国人労働者が増えれば、職を奪われたとか、
外国人はマナーが悪いだとか、犯罪率が多いだとか・・・
移民に対しての不信感が爆発する事だろう。
今のヨーロッパや、アメリカが辿って来た道と全く一緒じゃないか。

今の安倍政権も酷いけど、トランプのような
もっと差別意識の高い大統領が生まれる日もそう遠くはなさそう。

どこの国にも何かしらの問題はあるだろうけど
ここに来て日本は水道民営化の可決、種子法の廃止、消費税増税
全て身近な生活に関わる事がどんどん崩されてる。
きっと多くの人が種子法?何ですかそれ?状態だろう。
全くテレビでニュースになってないからね。
大事な事は全く報道されない。
どうでもいいオリンピックや万博の話題ばかり。
万博が大阪に決まって増々全国の被災地が蔑ろにされるね。

華氏911アメリカの情報操作も相当なもんだと思ったけど
日本はそれ以上だと感じるね。マイケル・ムーアが映画の中で
「私達に必要なのは漠然とした希望ではなく行動だ」
と言っていた。真面目に選挙に行けば不正も許されるような世の中なので
現状を変えようと思ってもヤル気も失せる。
けれど、世界中では大きなデモが行われモンサント社を排除したり
市民権を勝ち取ったり、大統領でさへ辞職に追い込まれた国もある。

希望でなく行動だ。

日本にそれが根付くのはいつになる事だろうか・・・

マイケル・ムーアの映画は決して答えでは無く
何かを考えるきっかけとして問題提起してるので若い方達にも
ぜひ観てほしいなって思いましたね。